レビュー・銀行・2026年十月23日
ブランドか非ブランドか:銀行のオーガニック流入を押し下げる要因 一つのデータセットに二つの像:一年ではブランドが下がり、五カ月では非ブランドが追いつく
ある銀行のブランド流入は一年で38%、非ブランドは18%減少しており、「認知が損なわれている」と結論したくなります。しかし、一月〜五月の範囲では、どちらの検索エンジンでも非ブランドの方が速く減少しています。二つの像がどう両立するのか、それぞれで何を確認すべきかを見ていきます。
- Yandex、ブランド157 → 109千−31%
- Yandex、トピック系277 → 182千−34%
- Google、ブランド326 → 266千−18%
- Google、トピック系49.6 → 32.8千−34%
大手銀行の社内データ、ウェブ解析と順位トラッカー、2025〜2026年。値は匿名化しており、絶対値は加工・丸めを行い、相対的な変化は表示した数値から再計算しています。比率は表の値からの当方の計算です。
要点
- 一年ではブランドが非ブランドより大きく減少しました(−38%対−18%)。一月から五月では、非ブランドの方が、Yandex(−34%対−31%)でもGoogle(−34%対−18%)でも速く減少しています。
- 二つの像は異なる基準(前年比と五カ月)に基づいているため、合わせて解釈することはできません。まずそれぞれを別々に確認してください。これは「検索全般」についての結論ではありません。二つの像の背後には異なるメカニズムがあるかもしれませんが、データはそれを証明していません。
- ブランドの減少をSEOのせいにするべきではありません。ブランドの減少には、名称への需要、ブランドクエリの検索結果ページの形、検索以外でのブランドへの注目が組み合わさっており、SEOが影響するのは二つ目だけです。
二つの像:一年と五カ月
前年比(五月対五月)では、ブランドの減少幅は非ブランドの二倍です。五カ月(一月 → 五月)では、状況が逆転します。期間も基準も異なる(下の注記を参照)ため、直接比較することはできません。
| 期間 | ブランド | 非ブランド | より速く減少 |
|---|---|---|---|
| 2025年五月 → 2026年五月 | 1.02百万 → 632千(−38%) | 448 → 368千(−18%) | ブランド |
| 2026年一月 → 五月、Yandex | 157 → 109千(−31%) | 277 → 182千(−34%) | 非ブランド、わずかに |
| 2026年一月 → 五月、Google | 326 → 266千(−18%) | 49.6 → 32.8千(−34%) | 非ブランド、二倍の速さ |
いつ何が減ったのかを言うには、同じ基準でのブランドと非ブランドの2025年の月次系列が必要ですが、データにはありません。そのため、ブランドが非ブランドより先に減少したとは主張しません。
ブランド/トピック系の分割とチャネル別サマリーは異なる基準で作られており、合計は一致しません。それぞれの内部でパーセンテージを比較し、足し合わせないでください。主要調査を参照してください。
オーディエンスの構造:Googleはほぼブランドだけ
このデータでは、Googleのブランド比率は一月に87%、五月に89%、Yandexではそれぞれ36%と37%です。したがって「Googleの減少が小さい」のは検索エンジンの質ではなくクエリ構成の問題です。Yandexでは両タイプがほぼ同じだけ減少し、Googleではブランドがボリュームを、非ブランドが減少の速さを生んでいます。
レポートへの示唆:ブランド/非ブランドの分割なしに、全体の傾向で検索エンジンを比較することはできません。比率の表などはGoogle対Yandex:ボリュームとコンバージョンにあります。
ブランド減少の出どころ:三つのメカニズム
ブランドクエリは、行き先をすでに知っている人から来ます。その人たちが来なくなるには、次の三つのうちどれかが変わる必要があります。
- 名称への需要。銀行名で検索する人が減っています。二つの商品(貯蓄口座と決済口座)では、Wordstatのブランドクエリが四月に対して五月に41〜42%減少し、基礎的な需要は22〜23%減少しました。これは単一期間(五月対四月、二商品)の例であり、年間の−38%も五カ月の推移も説明しません。
- ブランドクエリの検索結果ページ。回答ブロック、競合の広告、サービスのウィジェットは、需要と順位が変わらなくてもクリックを奪います。これはトラフィックではなく、Search Consoleのインプレッションとクリック率に表れます。
- 別の経路。人々がアプリやブックマークに向かいます。その場合はダイレクトが増えるはずですが、五カ月でダイレクトは6%減少(1.51百万 → 1.42百万)しており、このデータにはそのような移行の直接的な兆候はありません。
一つ目のメカニズムはSEOとは関係ありません。二つ目はSEOと検索結果ページに関わります。三つ目は隣接チャネルで確認します:有料とダイレクト。
ブランドが減少している:六つの質問によるチェック
同じ期間について、自社サイトに関して「はい」「いいえ」「わからない」で答えてください。
- ブランドクエリのリストは、表記ゆれ、音訳、「商品+ブランド」の形を含めて、一度で固定されていますか?ブランドの定義
- 名称への需要(Wordstat、Trends)を、同じサンプルでブランド流入と照合していますか?需要
- Search Consoleでのブランドクエリのインプレッションは、クリックと一緒に減少していますか?インプレッションが維持されていれば、原因は検索結果ページ
- 10〜20件のブランドクエリについて、新しい回答ブロックや競合の広告がないか、検索結果を手作業で確認しましたか?手作業での確認
- 同じ期間にダイレクトとアプリは増えていませんか?移行なし
- 非ブランドは、セクション全体ではなく固定したページ群で評価していますか?同一サンプル
このレビュー独自の運用上の尺度であり、業界標準ではありません。「わからない」と答えた項目が一つでもある場合、ページには判定を出さず「抜けがあります」と表示されます。
ブランドと非ブランドの減少にどう対処するか
- ブランドクエリのリストを固定し、レポートと一緒に保管します。
- ブランドと非ブランドを、一年と直近の3〜5カ月という二つの期間で、二本の線として示します。
- ブランドにはトラフィック増加のKPIを設定せず、ブランドのインプレッションに対するクリック比率でKPIを設定します。
- 非ブランドをページタイプ別(コマーシャル、解説、定義)に分解します。原因が異なるためです(セクション分解)。
- 月に一度、ブランドの検索結果を自分の目で確認します。新しいブロックや広告はすぐに分かります。
よくある質問
ブランドの減少はSEOの問題ですか?
必ずしもそうではありません。名称への需要は認知度に左右されます。SEOが影響するのは、ブランドクエリで何が表示されるか、同じ需要でどれだけのクリックが残るかです。
需要の減少とクリックの減少はどう見分けますか?
ブランドクエリのSearch Consoleのインプレッションで判断します。インプレッションが減っていれば需要が変わったのであり、インプレッションが維持されたままクリックが減っていれば、検索結果ページが変わったのです。インプレッションと検索順位の詳細は、検索順位とクリックのガイドを参照してください。
なぜGoogleの非ブランドはブランドの二倍の速さで減少するのですか?
Googleでは非ブランドが小さい(五月で11%)ため、そのパーセンテージはぶれやすくなります。傾向は存在しますが、Yandexとパーセンテージを比較するには注意が必要です。
クライアントには何を見せるべきですか?
二つの期間の二本の線、検索エンジン別のブランド比率、そしてSEOは名称への需要を制御できないという注記です。
出典と方法
- Search Console Help: impressions, position and clicks — インプレッションとクリックの見分け方
- 大手銀行の社内データ:ウェブ解析、順位トラッカー、Wordstat(2025〜2026年)
方法:大手銀行一行のデータ、2026年一月〜五月および五月対五月。値は匿名化しており、絶対値は加工・丸めを行い、相対的な変化は表示した数値から再計算しています。ブランド比率は記事内の値からの当方の計算です。データには2025年の月次系列がないため、ブランドが減少し始めた時点は特定されていません。2026年十月23日時点。